庭園の梯子<六義園と旧岩崎邸庭園>(その2)

<つづき>

その(1)から日数がだいぶ経過してしまいましたが、このままでは格好が悪いので、遅れ馳せながら更新することにしました。(笑)

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タイトルに“庭園の梯子”と記したように、今回は都立の庭園を三ヶ所巡る予定だった。

次の行く先は、実は旧岩崎邸庭園ではなく、向島百花園のつもりで六義園から西日暮里駅まで30分ほど歩いた。

西日暮里駅からは、向島百花園前までのバスがある筈だったが・・・、ロボットの勘違い!(笑)

相棒にしてみれば、「30分も歩かせて~!(怒)」と、ご立腹が普通だが、そこはウォーキングが好きな者同士、ブーイングの一つも無く予定変更、、西日暮里から山手線に乗った序でに上野駅まで行って・・・、上野公園の不忍池を眺めながら園内の一部を横切って旧岩崎邸庭園へ直行となった。

ロボットは、初めて訪れる庭園であったが、ここは庭園を楽しむと言うより日本の建築史に残る贅を尽くした洋館、それに書院造りを基調にした和館の建物に目を見張った。

完成当時(明治29(1896)年)の岩崎邸(三菱創設者・岩崎家本邸)は、15,000坪の敷地に20棟以上の建物があったそうだが、現在は敷地が1/3ほどになり、建物も上の写真にある木造2階建ての洋館と和館を含む3棟だけが残っていて、いずれも重要文化財に指定されているそうだ。

ここではロボットが、目に止まったところを写真で紹介しますが、現地ではボランティアのガイドによる丁寧な説明をうけられますので、関心がおわりの向きは是非訪ねられることをおススメします。


さて、玄関を入って振り返ると、思ったより簡素なステンドグラスが目に入る(写真下参照)が、このステンドグラスには庭の木々が紅葉するとその彩りが映って綺麗だそうだ。ガイドの説明では「そのころ再度お越し下さい」と、PRとしての手段にも一役買っている(笑)

この写真を貼った訳は、天井から下がる照明器具の方も見て頂きたかったからで、これは建設当時(明治29年)の器具が残る数少ない一つだそうです。

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二階への階段がある吹き抜けの広間には装飾された柱など凝った意匠の造りが目につく(写真下左参照)が、これは英国ジャコビアン様式だそうだ。

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客室は、男性の来客と女性の来客で別に設けられており、何故か女性来客室は見学立入禁止。仕方ないので入口付近を撮った(写真上右参照)が、よく見ると壁などの装飾は女性的な色彩である。
手前にあるテーブルだけが当時の調度品とのこと。


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画像男性来客室などの壁の装飾はこんな感じ(写真上参照)で、色彩や模様は違うがいずれも金唐皮紙が貼られている。
「金唐皮紙」の説明については、右の「虫めがね」で覗いて見て下さい。


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この建物の設計は英国のジョサイア・コンドル氏(1852~1920)によるもので、同氏は日本で初めて本格的な西洋式建築教育を行った人だそうで、門下には東京駅の設計で知られる辰野金吾氏など近代日本を代表する建築家が名を連ねるとのこと。
上の写真は列柱の並ぶ二階のベランダで列柱はイオニア式の装飾が特徴だそうだ。
一階のベランダにはイスラム風デザインのタイルが敷き詰められている。(写真下左参照)


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和館は書院造りを基調にしており、施工は大河喜十郎だそうで、広間(写真上右参照)の欄間や天井には現在ではとても手に入らない材料が使われており、天井板4~5枚もあれば普通の家が建つそうだ。

この他に、洋館と地下通路でつながっているスイスの山小屋風の撞球室(ビリヤード場)があるが、内部には入れなかったので、これでお終いです。

おっと!、大切なものを二つ忘れるところでした。(笑)

その一つは、建物ではないのですが、岩崎家で使われていた当時のグラス類が展示されていましたので撮ってきました。(写真下参照)

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その二つ目は、栞(しおり)のお土産です。
ロボットは、栞(しおり)を集めるのが好きと言うか、訪ねたその場所を忘れないように・・・(ここは忘れませんが買い求めてしまいました)。(笑)
今回の栞は、本物の「金唐皮紙」で出来ています。(写真下参照)

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これで本当にお終いです。(笑)


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この記事へのコメント

2009年12月03日 19:45
ここは行ったことがあります。
不忍池の近くにこんな邸宅があるとは知りませんでした。
旧古河邸が知られていますが建物としては私はこちらの方が奇麗であり立派で見応えのあるもので好きです。
ただ南庭は何も無く殺風景でした。
2009年12月03日 21:00
素晴らしい邸宅ですね 話には聞いていましたがこうして写真で見せていただき説明などを読んでいるとよくわかります その当時の贅をつくした建築費用を考えると目の玉が飛び出るほどの額でしょうね
使用されていたガラス食器一つを見てもすごいですね
いいものを見せていただきました。
2009年12月03日 22:20
こんばんは。
お帰りなさい・・・・で京都の記事がと思っていましたら・・・・
そうでしたね。続きをまだ見せて頂いていなかったんですね。(笑)
残念ながらまだ旧岩崎邸庭園を訪ねたことがないんです。何故女性来客室は見学立入禁止なのでしょうね。禁止と言われると…見たい!(笑)
本物の「金唐皮紙」で出来ている栞は素敵ですね。
たくさんな栞が収集されていますか?
いつか取りまとめて載せてください。
京都そしてクラス会
楽しみにしています。
2009年12月04日 00:09
わ~お
旧岩崎邸は未だ行った事がありません
旧古川邸やら六義園やらは
もう何回も行っているのに(笑)
財閥なんですね~~
バラの花や枝垂桜でいつのまにか
古川邸や六義園は知るところとなっていますけど
岩崎邸にはそういった呼び物的な物は建物なのでしょうか
一度は行かないとね(*´∇`*)

ロボットさん、新鮮な内に京都の紅葉もね
楽しみにしていま~~す(^▽^)V
2009年12月04日 09:32
おはようございます。不忍池園近く(何度か訪ねてました)の思いで拝見させていただきました。旧岩崎邸が建築史に残る贅を尽くした洋館や書院造りを基調にした和館の建物に目を見張ったーと解説されたロボットさんの感嘆ぶりが目に浮かぶようです。歴史を刻む建築物が全国で保存されていることは、嬉しいですね。現在も女性来客室が公開されないのは、理解できませんが・・・謎解きができたら楽しい!
2009年12月04日 09:51
おはようございます。
本当に立派な建物で、ただただ、見とれるばかりです。>天井板4~5枚もあれば普通の家が建つそうだ。
どれほどの建築費用がかかっているか、想像もつきません^^;グラスをひとつ、持ってみたいです^^♪
2009年12月04日 11:16
お早うございます
旧岩崎邸庭園 楽しみにしていました…と言いますのは何年か前に訪ねるつもりで問い合わせましたら 只今改修中との事で 和館のみ見たことを想いだしました 
それにしても素晴らしいですね ロボットさんの名解説を参考に 近い日に是非行ってみたいところです。
栞の収集っていいですね がさばらなくて整理しやすいです 私は案内書や地図まで保管しているので も~う 大変なんです…(笑)
次は京都ですね…楽しみです
 
2009年12月04日 19:57
なんか 圧倒されましたよ~。 どれだけ金持ち?? あの時代で そんな贅沢できるなんて、それを お国に寄付って 太っ腹?? え 見る拠点が 違うでしょうって すみまへん。。。
ちなみに 私は なぜか マグネットなんですよ~。
でも 今じゃ 割れたり マグネットが ばかになったりと。。 ポストカードに 切り替えてます。しおりは さすが あまり 海外で 売ってないかな。。
2009年12月04日 22:04
ミニミニ放送局さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
ミニミニ放送局さんも行かれましたか!
私も初めてなのですが、立派なものでビックリしました。
>旧古河邸が知られていますが建物としては私はこちらの方が奇麗であり立派で見応えのあるもので好きです。
:そうですね!、一般的には旧古河邸のように洋館は左右対称ですが、この建物は非対称で、それにもこだわりがあるようですね。
>ただ南庭は何も無く殺風景でした。
:ハイ、「・・・庭園」となっていますが、建物が主体ですね。
2009年12月04日 22:14
kumiさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
ハイ、さすが三菱財閥の邸宅ですね!、天井の板4~5枚で我が家が建ってしまって、お釣りがくるかもしれません。
>目の玉が飛び出るほどの額でしょうね
:ハイ、天井板だけでも5百万円~1千万円/1枚とか。
>使用されていたガラス食器一つを見てもすごいですね
いいものを見せていただきました。
:ハイ、当時のものでこれですから、凄いです。
2009年12月04日 22:27
ろこさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>・・・京都の記事がと思っていましたら・・・・
:アハハ~、、忘れた頃にその(2)で恥ずかしいです~(笑)
そうですか!、ろこさんは、まだ行かれてませんか!
それは、記事にした甲斐がありました~(笑)
>何故女性来客室は見学立入禁止なのでしょうね。禁止と言われると…見たい!(笑)
:そうですね!、、疑問も持たずに立入禁止を素直に受け入れて・・・、これも老化現象でしょうか~(笑)いいえ、若い人からも質問がなかったです~!(*^^)v
>本物の「金唐皮紙」で出来ている栞は素敵ですね。
:ハイ、気に入りましたよ!
最近は栞のお土産が少なくなりましたので、なかなか揃いません。
数が揃いましたらお見せしたいと思います。
>京都そしてクラス会 楽しみにしています。
:ハイ、ありがとうございます。
2009年12月04日 22:34
yumekoさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
yumekoさんはまだ行かれてませんか!、、記事にして良かったです。
>旧古川邸やら六義園やらはもう何回も行っているのに(笑)
:そうですね!、、記事を拝見しています。ここは庭園は、何てことはない?んですが、建物は素晴らしいです。一度訪ねてみてください。ハイ、三菱財閥ですね!
>ロボットさん、新鮮な内に京都の紅葉もね 楽しみにしていま~~す(^▽^)V
:ハイ、ありがとうございます。
2009年12月04日 22:42
和さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
ホントに不忍池の直ぐ近くなんですよ!、、今度訪れたときは是非訪ねてみてください。
>旧岩崎邸が建築史に残る贅を尽くした洋館や書院造りを基調にした和館の建物に目を見張った・・・
:ハイ、一時はGHQに提供することになって、塗装などが施されて当時の姿を復元するのに苦労したようですが、このような歴史に残る建物が保存されていることは、嬉しいですね~!。
>現在も女性来客室が公開されないのは、理解できませんが・・・謎解きができたら楽しい!
:ハイ、そのときは疑問を持ちませんでした。機会があったら謎解きをしたいです。(笑)
2009年12月04日 22:49
湖のほとりから・・・さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>本当に立派な建物で、ただただ、見とれるばかりです。
:ハイ、それはそれは立派なものでした~、、ビックリするほどです。(笑)
>どれほどの建築費用がかかっているか、想像もつきません^^;
:ハイ、そうですね!、何しろ、天井板だけでも5百万円~1千万円/1枚、だそうですから。
>グラスをひとつ、持ってみたいです^^♪
:そうですね!、、とても美しいものでした。
2009年12月04日 23:02
メダカさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>旧岩崎邸庭園 楽しみにしていました…と言いますのは何年か前に・・・
:そうでしたか!、、行かれた時は改修中でしたか!
和館も素晴らしいですが、やはり、洋館を見ないといけませんね~(笑)
>・・・名解説を参考に・・・
:アハハ、ありがとうございます。是非もう一度訪ねてください。
>栞の収集っていいですね がさばらなくて整理しやすいです
:ハイ、その通りです~、お値段も手ごろですから。
この金唐皮紙の栞は1,500円?、記憶が曖昧です~(笑)
>私は案内書や地図まで保管しているので も~う 大変なんです…(笑)
:ハイ、私もやってますが、い~や 大変です~(笑)
>次は京都ですね…楽しみです
:ありがとうございます。プレッシャーを感じます(笑)
2009年12月04日 23:12
cookieさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
>・・・どれだけ金持ち?? あの時代で
:そうですよね!、、何しろ三菱財閥ですからね!
いえいえ、みなさん同じ気持ですよ~(笑)
>しおりは さすが あまり 海外で 売ってないかな。。
:なるほど!、cookieさんは海外旅行が多いですからお土産に栞はないかもしれませんね!
日本の場合は、その土地(旅先)の特徴を生かして栞にするケースが多いので、記念になります。
2009年12月04日 23:26
旧岩崎邸は以前テレビの紹介で見たことがあります。
財を惜しまず技術の粋を尽くした建築だとか。壁紙も金に見えますが、金ではなくて何とかといっていました。もう直ぐに忘れますから(笑)。一度は見て見たい所の一つですね。
2009年12月05日 10:53
ヒゲおやじさん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
そうですか~、TVでご覧になりましたか!
ハイ、壁紙がこの建物の一つの特徴のようですが、その輝きは素晴らしいです。
東京へお越しの際には是非ご覧になって頂きたいと思います。
2009年12月05日 18:15
私も不忍池を眺めながら観にいった記憶があります。わたしは友人に誘われるままに付いていったという形だったのですが、本当に良いところでした。神戸というと異人館なんですが、さすが東京は色々な立派な建物がありますよね。私は買い求めませんでしたがこの栞も覚えています。やっぱり買って置けばよかったとロボットさんのを見て後悔しています。
2009年12月05日 19:45
uraraさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
uraraさんは私より先にご覧になってるんですか~、、流石です。
神戸の異人館もいろいろな建物があって、国指定文化財となる古い建物もあるようですね!
この栞は買い求めなかったのですか~、、それは残念でした。
この旧岩崎邸の壁紙に使われている金唐皮紙と同じものだそうですから、記念になりますよ~!(笑)
2009年12月06日 13:01
こんにちは~
遅くなりました、明治時代の旧岩崎邸ですか
素晴しいですね、天井板4~5枚あれば普通
の家が建つ、、ビックリ~私も見てみたいです、
当時のグラス~壊れやすい物をうまく保存さ
れてますねお土産の「金唐皮紙」しおりが、
素敵です、思い出の印になりますよね、
私の友達も旅行のしおりを写真といっしょ
に集めておられますよ*^-^*ニコ~♪
2009年12月06日 21:52
ひまわりさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
ハイ、素晴らしい建物でした。
10m程の天井板は何処から見ても正目だそうで、500万円~1,000万円/1枚だそうです。
当時のグラスはとても綺麗でした。
そうですか!、お友達もしおりを集められておりますか~、、ロボットの場合は忘れ防止が半分ですが・・・(笑)

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